静岡県河津町の体感型動物園iZooに、インドネシアからコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の雌雄2頭が来る計画が進んでいます。当初は2026年6月ごろの来日や一般公開が見込まれていましたが、7月27日現在、2頭はまだスラバヤ動物園におり、日本への出発日、iZooへの到着日、一般公開日は決まっていません。
現在公表されている来園時期は「2026年秋以降」です。計画が取り消されたのではなく、インドネシア政府との交渉と大統領の承認を終え、国際輸送に関する手続きが残っている段階まで進みました。春に伝えられた6月来日という時期はすでに変更されているため、古い情報を見て夏休みに合わせても、コモドドラゴンを見られるとは限りません。iZooでコモドドラゴンを見たい人は、秋以降に出される正式な到着発表と一般公開日の告知を確認する必要があります。

Source: Warta Sidoarjo
iZooへの来園は秋以降
iZooは2026年7月16日、来園予定のコモドドラゴンについて、インドネシア政府との交渉が完了し、残っているのは輸送手続きであると公表しました。同時に示された時期が「概ね秋以降」です。秋の何月になるのか、年内の一般公開まで見込んでいるのかは、まだ明らかにされていません。このため、「iZooにコモドドラゴンはいつ来るのか」という問いに対する現在の答えは、2026年秋以降を予定しているものの、具体的な日付は確認できない、となります。
ここで区別しておきたいのは、コモドドラゴンが日本へ到着する日と、来園者がiZooで見られるようになる日です。国際輸送を終えてiZooに到着した直後から公開されるとは発表されておらず、一般公開日は別に告知されるとみておくのが妥当でしょう。コモドドラゴンの来日を目的に河津を訪れる場合は、「秋以降」という時期だけで旅程を決めず、iZooが到着と公開開始を正式に発表してから日付を合わせるのが確実です。

© Sulthon Nurur Rizki(スラバヤ動物園のコモドドラゴン)
6月予定が延びた理由
2026年春の段階では、早ければ6月にもコモドドラゴンが来日する予定が伝えられていました。しかし、インドネシア政府が日本側に求める書類内容の調整に時間を要し、夏の来日には至りませんでした。コモドドラゴンはインドネシアを象徴する希少な固有種であり、国外への移送は、動物園同士が合意しただけで実施できる案件ではありません。今回もスラバヤ動物園とiZooの契約に加え、インドネシア政府による審査と承認を経て進められています。
受け入れ先となるiZooでは、専用飼育施設に対するインドネシア政府の視察が終了し、日本国内で必要となる特定動物飼養施設の許可も取得済みです。つまり、延期の中心はiZooの飼育施設が完成していないことではなく、両国間で交わす書類と輸送手続きの調整でした。受け入れ態勢そのものは整っており、残された手続きが完了すれば、スラバヤから日本へ2頭を移送する段階へ進みます。

インドネシアで正式承認
今回の計画は、2026年3月28日にインドネシア側と静岡県側が野生動物の保護と保全に関する合意を交わした後、4月29日にスラバヤ動物園とiZooが5年間の繁殖貸与契約を締結したことで具体化しました。さらに7月6日付の大統領決裁によって、雌雄1頭ずつの貸与が正式に承認されています。春の時点で残っていた大きな行政判断はここで終わり、7月中旬には「国との交渉は完了」と発表できるところまで進みました。
インドネシア側では、この貸与を単なる海外展示ではなく、繁殖、研究、教育を含む国際的な保全協力として扱っています。コモドドラゴンはスラバヤ動物園から譲渡されるのではなく、5年間のブリーディングローンとして日本で飼育されます。貸与期間中も所有権はインドネシア側にあり、日本で繁殖して子どもが生まれた場合も、その個体はインドネシアに帰属します。健康状態などに応じて返還できる取り決めも設けられており、両園が継続して飼育状況を確認します。

来日する2頭の特徴
iZooに来る予定なのは、スラバヤ動物園で繁殖した雄と雌の2頭です。インドネシア側が公表した年齢は8歳から12歳で、繁殖を見据えた個体が選ばれています。スラバヤ動物園はコモドドラゴンの繁殖実績が豊富で、2026年4月時点の飼育数は50頭を超えていました。その中から2頭を日本へ貸与しても、現地で続けている繁殖に影響が出ないよう、政府による審査を経て個体が決められています。

iZooがコモドドラゴンの受け入れを目指してきた期間は約10年に及びます。専用施設はインドネシアの気候とコモドドラゴンの飼育条件を踏まえて温度を管理できる設計となり、インドネシア側も現地確認を終えました。今回の目的は、世界最大のトカゲを日本で展示することだけではありません。雌雄を受け入れて繁殖を目指す点に特徴があり、順調に進めば、日本国内でコモドドラゴンの繁殖研究が本格的に進む機会となります。
一般公開日はいつ決まる
iZooのコモドドラゴン一般公開日は、2026年7月27日現在、公表されていません。確認できるのは、来園予定が概ね秋以降であること、インドネシア政府の正式承認を得たこと、飼育施設と国内許可の準備が終わっていること、残るのが輸送手続きであることです。したがって、秋の連休や年末に必ず見られると断定できる状況ではなく、到着日と公開開始日の発表を待つ必要があります。
これまでの経過を見ると、計画は2026年3月の政府間合意、4月の動物園間契約、7月の大統領承認へと進み、2頭の来日は実施段階に近づいています。6月の予定が延期された後も協議は続き、7月に正式承認まで到達したことから、現在は計画の可否を待つ段階ではありません。今後注目する発表は、スラバヤ動物園からの出発、日本到着、iZooへの搬入、一般公開開始の4点です。「iZooにコモドドラゴンはいつ来るのか」という検索に対しては、現時点では「2026年秋以降の予定で、正式な到着日と公開日は未定」が最も正確な答えになります。


