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    コモドドラゴンの絶滅回避策 “単為生殖して生まれるのはオスだけ”

    コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)が、太古に存在した恐竜の生き残りだと思える生態上の特徴がいくつもありますが、それとは別に、他の動物とは明らかに異なる生態があります。

    その最たるものがこれ、「単為生殖したメスから生まれるのはオスだけ」という、なかなか驚異的な事実です。



    単為生殖ができる生物は、昆虫に多く、カマキリなどもオスがいなくても卵を産むことがあります。また、爬虫類の一部でも確認されていますが、飼育下で確認されたものが多く、野生の脊椎動物としてはごくわずかです。



    単為生殖自体が珍しく、特に大型の脊椎動物としては非常に珍しい例なのですが、さらにオスしか生まれないというのは稀有の例といえます。


    オスしか生まない単為生殖としては、ほかにはミツバチがいます。ミツバチもメスを守るために、また群れ全体の生存と繁栄のために進化したと考えられています。

    ただ、コモドドラゴンの場合はそうではなく、たとえ離れ小島でたったひとり(1頭)メスだけが生き残ったとしても、みずからオスの仔を産んで、成長して交尾すれば子孫を残せるという、明確な生存戦略の結果なのです。
    つまり、はっきりと絶滅を回避する対策として進化しているのです。

    驚くべきことですが、コモドドラゴンの性染色体の仕組みにより、オスのみが生まれ、それ以外の卵は孵化しません。




    コモドドラゴンがコモド諸島のごく一部の島々で細々と生き残ってきたのは、ひとえにこの単為生殖能力があったからで、実際このようにして種を絶やさずに現存している島もあると考えらえています。

    ちなみに、このオスしか産まない単為生殖ですが、オスしかいない環境下のみならず、オスがいる野生の場合でも起こりうるという研究結果も出ているのだそうで、おそるべし、メスドラゴンといったところですね。
    分身をつくって子孫繁栄をはかるだなんて、ある意味不死身キャラといえそうです。


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