MENU

    コモドドラゴンは本当に泳げるのか?

    コモド諸島に生息するコモドドラゴン(コモドオオトカゲ)は、人間やライオンと同じく “頂点捕食者” とされ、陸上では無敵です。
    そのうえ、泳ぎも堪能だというのですから、またコワいところですよね。


    コモド諸島のある島々は、バリ島などと一直線に連なる列島になっています。
    ところが、バリ島にはコモドドラゴンは生息していなかっただろうとされています。

    なぜかと言いますと、ウォレス線という生物分布の境界線がありまして、ロンボク島(コモド諸島の西側)とバリ島の間に境界があって、昔はここに動物たちが渡れないほどの海流があったとされ、両岸の生き物の分布にははっきりとした分かれ目があるのです。


    ↑ウォレス線の東側 Flores(フローレス)島の左隣りにコモド島やリンチャ島があります


    そして、コモド諸島を含む島々は、昔はオーストラリア大陸と地続きだったために、コモドドラゴンなどは悠々と移動することができたというわけです。ただ、余談ですが、有袋類などはコモド諸島に生息していた形跡がありませんが、これはコアラやカンガルーなどが長距離を移動する生態ではなかったという説が濃厚なようです。

    つまり、コモドドラゴンは移動するのが好きで、ずんずん進み、行けるところまで行ってウォレス線の手前まで移動したということなんですね。



    さて、本題の「コモドドラゴンは本当に泳げるのか?」という疑問ですが、わたしは長いことコモドドラゴンは、現代ではもうほとんど泳げないのではないかと思っていました。
    理由は、コモド島近海は高波が発生しやすく、とてもコモドドラゴンが乗り越えられないような波だったりして、泳ぐ気にならないだろう。そして、泳ぐことを忘れてしまったのではないかと。

    コモドドラゴンの生息域を見ますと、コモド島やリンチャ島、フローレス北部と西部の丘陵地帯(完全な保護区のために人が立ち入ることはできません)、さらにフローレス島のそばにある離れ小島にもいます。そのため、泳げることは間違いないと思いますが、コモド島の個体は泳ぎを忘れているだろうと思っていたんですね。



    ところが、最近知り合いのガイドからコモドドラゴンが航行中のボートに泳いできた動画を見せられまして、普通に泳いでました。わたし自身は泳いでいるのを見たことがないのですが、その動画の姿はもう余裕でスイスイ泳いでいました。

    ということで、正解は、「コモドドラゴンは高波だろうが深海だろうがへっちゃらで泳ぐし、怖いもの知らずで前進する」でした。
    陸海両用の無敵の爬虫類ということですね。



    よかったらシェアしてね!
    目次