まず、いきなりですが、こちらの動画をご覧ください。
もうおわかりの通り、コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)の天敵は、人間です。これだけは確かです。
コモドドラゴンの祖先はオーストラリアから渡ってきたオオトカゲで、数万年前まで生きていたオーストラリア大陸のメガラニアの近種とされています。
ですが、メガラニアはヒトの急増によって生活が脅かされ絶滅したという説が有力ですが、ご紹介した動画を見れば一目瞭然です。この動画は1920~1930年代に撮影されたと思われますが、コモドドラゴンの場合には絶滅寸前で国家により保護されたために現存するという見方ができるかもしれません。

さて、それは余談だとしまして、本題に入りますと、コモドドラゴンには自然界において明確な天敵はほぼ存在しません。ただし、幼体や卵の段階では複数の捕食者が存在します。

コモドドラゴンは、体長2mを超える大型爬虫類で、成体になると生態系の最上位(頂点捕食者)に位置します。そのため、成熟した個体を捕食する動物は事実上確認されていません。コモドドラゴンが生息するインドネシアのコモド諸島では、人間以外に成体を恒常的に脅かす存在はないとされています。
一方で、卵や幼体の段階では状況が異なります。主な脅威は、同種の成体による捕食です。コモドドラゴンには共食いの習性があり、特に体の小さい幼体は容易に成体に食べられてしまうために、身を守る必要があります。このため、孵化した幼体は地上を避け、樹上で生活する期間があることが知られています。


また、卵の段階では、野生のイノシシや野犬、ヘビ類、猛禽類などに襲われる例が報告されています。巣が地上に作られるため、発見されると捕食される可能性があります。ただし、自然環境下での詳細な捕食率については限定的な調査結果しかありません。
まとめると、コモドドラゴンは成体になるまでに厳しい生存段階を経ますが、成長後は天敵と呼べる存在がほぼいない無敵の存在となります。この点が、限られた地域で長期間生き残ってきた理由の1つと考えられています。
