コモド島観光の拠点となるラブアンバジョは、コモドドラゴン観察をするツアーの起点となる重要な観光地です。
コモドドラゴンを見るためには、ここからボートでコモド諸島に行かなくてはなりませんが、このラブアンバジョのあるフローレス島にもコモドドラゴンが生息しているという事実を知っている人は多くないでしょう。

東西に長いフローレス島に、コモドドラゴン(コモドオオトカゲ)は最大で2000頭が生息しているとされています。
なぜ、最大でというかというと、正確にわかっていないからなんですね。コモドドラゴンは丘陵地帯や山岳地帯に生息しているために、こういった地域での調査が行われていないというということです。
現在コモドドラゴンが生息している地域は自然保護区域に指定されているために、一般の人が立ち入ることはできません。フローレス島北部にリウン,ポタ,トゥジュ・ベラス・プラウの3つの自然保護区、西部のワエウル保護区にそれぞれ生息しています。また、フローレス島に接するロンゴス島にも生息していることがわかっています。
ワエウル自然保護区は、空港のあるラブアンバジョの町からたった25分、距離にして15㎞しか離れておらず、実はずいぶんと近い場所に生息しているのですが、コモドドラゴンを保護する活動が行われていますので、やはり立ち入ることはできません。
なぜこうも厳重に管理されているのかと言いますと、フローレス島のコモドドラゴンは文字通り絶滅危惧の危機に瀕していて、保護活動をしているグループの調査では、過去40年間で実に44%も個体が減少していることがわかっているのです。
興味深いのは、コモドドラゴンはコモド諸島にのみ生息しているというイメージがありますが、このようにフローレス島のあちこちに現在でも生息しているのですから、昔はこの地域の島しょ群のあらゆる島々に暮らしていたのではないかということです。
本当に絶滅してもおかしくないほど個体数が減少して、ぎりぎりのところでようやく保護活動が開始されたということなんですね。ですので、コモド島観光でコモドドラゴン見学をされる際には、そういった保護のおかげで絶滅危惧種に会うことができてるのだということも思い出してみてくださいね。

